2012年5月29日火曜日
2012年5月17日木曜日
クリティコ・リズム
こちらに来てはや一ヶ月が経ちます。
生活もだいぶルーティンが出来始め、村の人との交流も広くなりました。
特に若い人と過ごす時間が増えました。
皆畑仕事で力を使っているのでムッキムキです。
さて一ヶ月経つに伴い、往復で買った帰りの飛行機は僕を乗せず、空席のまま旅立ちました。
飛行機のEチケット。
それは16日現地時間11時頃、旅立ちました。
もったいないですが、仕方ないですね。
さて。
最近はだいぶと暑くなって来てまして、朝も明るくなるのが早いですよ。
朝。木の窓の隙間から日が差し込む。
朝30分程2階のテラスで
日光浴をするのが好きです。
クレタ島の夏はとても暑く、45℃程になるときもあるそうで、皆の日常生活もそれにそったスタイルとなっています。
最初、それを知ったときは驚きましたが、クレタ島(多分ギリシャ)の役所は朝7時に空き、昼の2時で終わります。大体の公共の施設の時間は7〜14時が普通で、その後ご飯を食べて昼寝をするのが大体の流れみたいですね。
じーちゃんっ!!
この無理をしない自然のリズムに会わせた生活と言うのはとても理にかなっていると思います。
確かに夏は暑すぎて仕事にならないんですが、
「暑い中クーラーつけて汗かきながら仕事やっても進まないんだし、その分早く始めて早く終わればいいんじゃない?」
と言ったかどうかは分かりませんが、この柔軟な自然への対応こそ、気持ちよく生きる秘訣の一つではないのでしょうか。
僕はこの生活スタイル、とても羨ましく思います。
確かに一日は24時間しか無く、それをスライスハムの様に区切って使うことは大事かもしれませんが、それは本当に自分達が望んだ事なのかと、思う事がよくありました。
(多分、違うでしょう。)
社会を自分達の過ごしやすい様に構築していく事に関しては、ギリシャの人達はとても長けている様に思います。
それは経済の流れの中で必死に働いている人からすればサボっていると見えるかもしれませんが、視点を変えれば、無理の無い生活をするのが上手と言う事でしょう。
これには賛否両論があるでしょうが、あなたはどう思いますか?
「うーん君たちには
聞くまでもなさそうね。」
ではSEE YOU SOON...
2012年5月10日木曜日
僕の日常の行く先に。
いつもこのブログに楽しそうな事ばかり書いていますので、
「奴、学校を作るという事をすっかり忘れてバカンスを楽しんでいるんじゃないのか?」
なんて思われてるかも知れませんが、そんな事はありませんよ、ええ。(汗)
ちゃんと色々、進める事は進めております。
昼は言語の勉強、残りの建物の工事、夜は村人とのコミュニケーションの為カフェーニオンで杯を交わす・・・って、説明するとどーしても楽しんでいるよーにしか聞こえませんが、これも大事な事なんです、本当ですよ。
こーした地道なコミュニケーションが村人との信頼を築く大事な活動なんです。
ああ、どうみても楽しい写真にしか見えない・・・。
とまぁ、僕は大体上記の様な日々を過ごしているのですが、他にも滞在の為の書類の申請など、警察に行ったり役所にいったりしてる訳です。
これがけっこう、いや、すごく大変な作業でありまして。
まさに今もそうで、日本のギリシャ大使館(すごくお世話になりました。)に言われた事と、ギリシャの国内での滞在許可の申請の方法がまったく違うので、なんとか一年の滞在許可がとれないか試行錯誤している所です。(なんでそーなる、と言いたい。)
「悩みの大テーブル」困難があるといつもここで突っ伏して考え事をする。
でも、ただ困難な事だけではありません。
つい一昨日、こんな事がありました。
役所関係を回りきり、どうしても滞在許可が取れなくて悩んでいたある日、僕は村の中を散歩していました。
ちょうど教会を超え、見晴らしの良い丘にさしかかった頃、村人のヨルゴと会いました。彼は自分の家を工事中で、ホコリまみれで作業をしている最中でした。
僕はヨルゴと挨拶を交わし、軽く話をしている時、ふと今の困難な状況を伝えました。
すると、ヨルゴは「よし解った」といい、僕にこう伝えました。
「明日一緒に街にあるエフォーリア(役所)に行こう。そして私がギリシャ語の話せないお前の代わりに説明してやる。だから明日09:30にここに来い。それで少しコーヒーをのんで出発からしよう。解ったかい?」
例えば日本に、日本語もほとんど知らない外国人がふらっと棲みついて、困難に直面した時、こんな風に手を差し伸べてもらった人はどれぐらいいるのだろう?
次の日の自分の仕事をほっといて、ほとんど素性も知れぬ人を助ける人がどれだけいるだろうか?
そして僕は次の日一緒にエフォーリアに行き、手続きを手伝ってもらいました。
長い時間、僕の事を伝えてくれ、書類の書き方を丁寧に説明してくれました。
そして次の日、僕は滞在にどうしても必要だったTAXナンバーを取得することが出来たのです。
これは僕一人ではどうする事も出来なかった事です。僕はTAXナンバーがとれた事よりも、ヨルゴが手伝ってくれた事がとても嬉しかった。
この様に付き合ってくれるヨルゴが、彼の持つ価値観がとても素晴らしいと感じました。
私たちの活動は地球温暖化防止を訴える事と言っていますが、本当に行いたい事はこういう素敵な人間関係を広げて行く事、社会の価値観を変えていく事です。
地球温暖化は嘘だ、本当だと言う議論をする前にその因果関係が少なくとも存在する限り、そしてそれによって苦しんでいる人がいる限り、石油消費量を押さえよう、だって苦しんでいる人がいるんだろ?そんなかっこいい台詞を言える人を増やしていきたい、それが私たちの活動です。
どうでしょう、私がサボっていない事をこれで少しは証明出来たでしょうか?(笑)
と、まぁこのような感じで僕は様々な人に支えられ、なんとか村の中でやっていってます。
困難が減る事はありませんが、この様な熱い関係が築けるなら困難も悪いもんじゃないな、と思う今日このごろです。
さて、今日も暑いのでコーラ飲みにいこ。あっ、間違えた、語学勉強に行こう!
では
SEE YOU SOON...
2012年5月6日日曜日
クレタの自然エネルギー見聞
今日はめっちゃ天気がよかったので(毎日カンカン照りですが、)私の一張羅を洗わせて頂きました。
もちろん手洗いです。
朝洗うと昼には乾いてます。
主婦には嬉しい気候なのではないでしょうか。(でも日焼けはバンバンします。)
洗い物が終わり今日は昼からドライブがてらクレタの自然エネルギー発電を追っかけてみようと思います。
一年の内8ヶ月続く乾季、アフリカ大陸から吹きつける熱風、シロッコ。
そんなこの土地特有の自然エネルギーを使って、発電を行っております。もちろんまだまだまかなっているエネルギーは、消費エネルギーの一部なのでしょうが、それでも自然エネルギーに力を注いでいる点は素晴らしいです。
クレタの山の頂上にある風力発電。いつも全力で回ってる。これ一基でどれほどの発電能力があるのでしょうか?
ソーラー発電。AA(アスキーアート)の顔みたいで笑えるんですが、こんなのがクレタ中にあります。これはなかなかの優れものでヒマワリみたいに太陽をずーっと追っかけてます。しかしこの穴は何故空いているのか・・・?語学力が追いついた時、聞いてみようと思います。
そして我が家にもあるイリヤコ。これは太陽熱でお湯を沸かし、それをシャワーなどに使います。夏場で、節約したら4人分のシャワーは出るんじゃないでしょうか。
冬は・・・また体感してみます。
その他にも暖炉の横に設置し、湧かしたお湯をチューブを通して他の部屋を暖める器具(名前はまだ知りません。)があったりと、何かと日常生活の中に自然エネルギーを利用した物があります。
皆さん環境意識があるのかと言えば決してそうでは無く、クレタ(多分ヨーロッパ)はエネルギーがめっちゃ高いんです。電気代も水道代も、日本に比べたら1,5倍はするんじゃないでしょうか。ガソリンも1L200円します。
それがこの様な自然エネルギーを利用する生活スタイルに移行させたのではないかと思います。
メキシコでもアイドリングストップする理由は、ガソリン代が高いからだ、と聞きました。
やはり人は切羽詰まったら節約するもんなのですね。そりゃそうです。
と言う感じでぐるりと回った後、山の方に行きました。
雄大!
これぞまさに自然エネルギーのなせる賜物!
自然エネルギーの有効利用、可能性はまだまだありそうです。
SEE YOU SOON...
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