2012年11月25日日曜日

環境教育について。


皆様。紅葉が美しい季節になってきましたねー。
この頃は随分寒いですがそれでも、外を歩く誘惑に勝てず、つい長散歩をしてしまいます。

さてそんな中、来年のギリシャ渡航も近づいてきており、それについて準備をしたり調べものなどをする内にいろんな事から刺激を受ける訳です。
 
「あーっ、それ面白そう。。。」

秋の紅葉を横目に私の好奇心はボルテージハイ。
最近興味をそそられる、と言いますか大きな課題として取り組みたいと考えているのが、今さらなのですが、「教育」なのですね、はい。やはりすごく魅力と可能性を感じるジャンルです。

私たちの活動で行っているギリシャ/クレタ島でのフリースクールプロジェクト。
プローラという村で子供に環境教育を教える活動ですが、これはどこも一緒の問題だと思うのですが、ここの子供達は勉強が大嫌い。
教材を作り、教師を雇うだけでは環境教育は難しいのでは?
と言う悩みもあり最近は「学校」「教育」に関する情報に近づいていっている訳です。

で、先日11月の始め、京田辺にある「NPO法人京田辺シュタイナー学校」の学校見学に行ってきました。

京田辺シュタイナー学校

シュタイナー学校とはドイツ発祥の教育体系で、子どもの成長段階に応じて、子どもの世界を広げながら、その時期に必要なものを育てていくという教育方針です。

ここで見たこと、感じた事はあまりにも多いので割愛しますが、僕の中の「学校」「教育」という概念が大きく変わった事は確かです。

そして、大きな可能性を感じた事も確か。

「あーっ、それ面白い。。。」

広がる世界を現実に落とし込む難しさ。

これからまだまだ勉強が必要です。。。


SEE YOU SOON...


2012年11月19日月曜日

【イベント報告】クリスのスライドショウ〜Chris Irwin Slide Show "World Beneath The Waves"〜


それぞれの旅や活動の中で撮った写真をスクリーンに映し、皆に伝えたい事を話すガイアの日曜イベント。

前回からシリーズ化、今回は世界中の海でスキューバダイビングをし写真を撮り続けている陽気な旅人、クリスの番。

彼のスキューバ歴は20年以上、今までに大型のサメを始め、様々な海の生き物と泳ぎ、それをカメラに収めてきました。

彼の映像の中には動画もあり、自然のジンベイザメと泳ぐ様子などは水族館でみる生態とはまったく違う、生々しさやダイナミックさがありました。


クリス。ベテランの旅人でありスキューバの達人。

クリスはまずこう話し始めます。
「海の中の事を考えてほしい。」

「魚達はマーケットで見る姿とはまったく違う。
また、海が汚染される中で、人と魚の関係も変わってきている」


 皆で海の事について、知る。

更にクリスは続けます。

「海の中の世界は普段見る事は出来ない。
 だけど私たちの先祖は海から来ている。
 私たちの血には海が混じっている。」

お、あれはマンタ。


お酒を片手に。


 これは一体何? 答えはサメ。





素敵な写真に混じって、今の海の環境を考えさせられる写真もありました。
ダイナマイト漁によって一面吹き飛ばされた珊瑚の写真。

海の中は見えない分、この様な状況が伝わる事はあまりありません。
彼だから気付ける、伝えられる話です。

また時折映るスキューバダイビング仲間。
海賊と撮った写真。
絶景中の絶景。
彼は海を通じて旅をしている。このフィルムショウを見ていてそう感じました。


thanks a lot!! Chris!!

今回のイベントが良かったのは良い通訳が居た事です。
通訳をかって出てくれた上村 昂史さん。
前回は日本語から英語、今回は英語から日本語。おかげで沢山の方がクリスの話を楽しめました。どうもありがとうございます。

この様な感じでこのイベント日曜セッションは月に一回のペースで進めています。
ここでは話し手がテーマを選び話すのでお題は毎回違います。
通訳付きなので、話したい方も聞きたい方も是非遊びに来てくださいーッ。

あと今回分かった事。
クリスはサメを愛している。

今日も勉強にまりました。
さて次の日曜セッションは12/16です。
次回もゆっくり遊びましょう。

SEE YOU SOON...










2012年10月23日火曜日

【イベント報告】10/21 神田英フィルムショウ in cafe'GAEA

秋の日中は短いです。
昼間は暑いけど夕方にはぐっと冷え込み、夜は厚着が必須になりました。

いかがお過ごしでしょうか、皆様。

さて、先日10/21にcafe'GAEAで神田英のフィルムショウを行いました。
以前より好評で何度か行っているこのフィルムショウ、今回は環境含め国際問題を考えると言うテーマのもと、とても多国籍な感じで行われました。



今回の参加メンバーの
みなさん。







わいわい人も集まり始めた頃、神田英(ちーさん)がこのフィルムの説明を行いました。

「えー、このフィルムは宇宙を旅している感覚で見てほしい。
 何も無い時代から今の人間社会に至る、46億年の地球をストーリーに仕立てました。
 それでは始めましょう!」

最初に映し出されたのは何も無いアフリカの大地。
ちーさんのハーモニカが暗い空間に響く。
写真には人も動物も映っていない。
だんだん動物、人が映り込んでくる。
皆、思い思いに話をしながらフィルムの映像に食いついています。




あれはたしかカッパドキア。









最初はほとんどアフリカ大陸の写真。






フィルムを入れ替える
ちーさん。








途中、ちーさんのジョークが入ったりなどして、場は終止賑やかでした。フィルムの途中にぽつぽつとちーさんが環境問題について解説も行います。

「私たちには子孫達に人の住める地球を残す責任がある。」
その一言に、今の環境活動は集約されると思いますね、私も。はい。

そして写真はどんどんヨーロッパ、アジアの都市を移し始め、次第に舞台はアメリカに。最後はラスベガス、NYの摩天楼、そして自由の女神が映し出されフィルムは終了。

皆、最後はフィルムに関する感想、地球の現在の問題を話し合ってそのままいつもの飲み会になりました。
ふーっ、ちーさんお疲れさまでしたー!

東山二条にあるcafe'GAEA、いつもは賑やかなバーですが、たまにこの様な環境をテーマにしたイベントも行っています。
近くに来た際は是非よってみて下さいね。(何気に宣伝させて頂きます。)

そして最後に、もう一度。



おー、みんな良い笑顔ですね。
また次回もおまちしてまーす。




では、SEE YOU SOON...









2012年9月23日日曜日

すごい原理、第二弾 非電化冷蔵庫。

あぁ、だいぶ涼しくなってきましたね。
昔からスポーツの秋、読書の秋なんて色々言われますが、そう、何でもスタートしやすい、過ごしやすい時期と言う事なんでしょう。

私も例に漏れず、読書の秋、いや、ネットの秋に突入です。

以前、このブログであげた、「ZEER POT」。
水の気化で熱を冷やすなんてすげぇ!!と、本当に感銘を受けまして、新たにそのような電気を使わない電化製品は無い物かと色々検索を・・・。

すると。

あった。これ、すげぇぇぇって物が、ありました。
それも日本でです。さすが技術大国。

以前にもテレビなどでドキュメント番組組まれてたので、知ってる方もいると思いますが、電気を使わない冷蔵庫、第二弾、非電化工房の「非電化冷蔵庫」。




噂の非電化冷蔵庫











これ、以前のZEER POTは水が気化することによって熱を奪うと言う仕組みでしたが、この非電化工房の非電化冷蔵庫は輻射(夜に熱が宇宙に向かって放射され、温度が下がる現象)を利用しています。また、他にも4つほどの原理を組み合わせ、真夏の日々でも(正しい設置条件を満たした場合)7〜8℃にまで、冷蔵庫内を冷やす事ができます。

すごい・・・すごーいぃぃ!!

ここまで自然界の原理を利用できるなんて・・・、本当に感動しました。
そして素人な考えでアレなのですが、もっと、もっと利用出来る自然の原理ってのは、実は沢山あるのではないでしょうか?

それを正しい形で利用したなら、世界の諸問題の半分ほどは解決できます。とくにこの冷蔵庫(ZEER POT、非電化冷蔵庫)などは、発展途上国、食料保存の難しい場所でどれだけ効果を上げる事が出来るか。

この様に様々な自然を利用した、非電化電化商品などを調べていた結果、私の頭の中に確信めいた考えが出てきました。

国際社会はサボっている。
特に環境、保険関係は。

これだけ素人がネットを調べただけで、この様な技術を発見出来る。
世界の諸問題を解決するツールはそれこそ沢山あるのに、解決に一向に向かわないのは、絶対にサボっている。

利権が絡んでるとかそんなんはただの言い訳です。
だってそうでしょう、出来るのにやらなかったら誰だって怒られたでしょう。私は今だって怒られます。

それはどこも同じじゃないですか。国際問題になったから、出来ないってのは大人の世界には通じる理屈かもしれませんが、よくよく考えると通じてはいけませんよね。

シンプルな心でいる事。
それこそ本当に人が利用すべき自然の原理なのかもしれないですね。

んー今 すごい良いこと言った!!


あ、これ噂の非電化工房のサイトです。
http://www.hidenka.net/jtop.htm



ではでは、SEE YOU SOON...











2012年9月16日日曜日

優れた発明と日本在留報告。

皆様にお知らせがあります。
ご周知の通りと思いますが、私、もう暫く日本で活動を継続する事となりました。
10月3日の出発予定は暫く延期でございます。

応援して下さっている方々、申し訳ございません。
しかしフリースクールプロジェクトは着々と進めて行きます、はい。


突然ですが、涼しくなりましたね。
私もやっと寝汗をかかずに寝れる様になりましたよ。
環境活動家として、というか一人のビンボー人として、今年もクーラーを使わず夏を過ごす事に成功しました。夜でも室温35℃、湿度70パーセントを超える中、最適に過ごす方法は「鴨川に行く事」でした。

・・・それはさておき。
この間ものすごい技術に出逢いました。それは「電気を使わない冷蔵庫Zeer pot」です。

これは簡単に言うと自然に存在する冷却原理を利用し、身の回りにある物で冷蔵システムを作る。しかも暑い乾燥地域ほどよく冷却出来ると言う超素敵な発明です。




これが「Zeer pot」!!





Zeer potは1995年にナイジェリアのモハメド・バー・アッバさんと言う方が発明されたそうで、彼はこの発明によりローレックス・アワード、ワールド・シェア・アワードの2つの賞を受賞しています。

僕はこれこそ人の本当に優れた科学だと思います。

自然の原理を理解し利用する事はこれからの時代に必要不可欠ですし、何より、僕はただただ感動してしまいました。

そして夏の夜足しげく通っていた鴨川も、同じ原理で涼しかったんだなぁと思うと、これを何とか自分の部屋で応用出来ないかと思ってしまいます。

まぁ部屋の利用は無理だとしても!

これ、クレタ島では絶対使えると確信しています。
僕の超省エネルギー生活に欠かさない一品となる事は間違い無さそう。

ちなみに作り方、こちらに載せておきます。
どうぞ作って利用して下さいー。
gizmodo↓  
http://www.gizmodo.jp/2012/09/post_10795.html

はぁ!
暫く日本にいる間に勉強した事などを載せていきますので、良ければ参考になどして下さーい。
では!



SEE YOU SOON...


2012年6月8日金曜日

第一次工事終了のお知らせと悲しいお知らせ。

とうとう部屋の工事が完成しました。

合計
鉄平石0.5㎥
砂1
セメント(40kg)3本

を使用。なかなかの仕上がりになりましたよ。























この部屋は暖炉部屋。
真ん中の穴は床から天井に通す木を入れる為です。

何とか私の仕事を時間内にこなせました。

と、言うのも、実は・・・。

以前少しだけ触れましたが、またしてもVISAの問題で再び日本に帰らねばならなくなったからです。

前年度の事もあり、今回は日本で1年のVISAを取得してギリシャに渡航しました。

しかしギリシャ国内でVISAを滞在許可に切り替える時、日本のギリシャ大使館で伝えられてた滞在の条件と現地の条件が違い、申請が出来なかったのです!!

平たく言えば、滞在を保証する為のお金がもっと必要と言う事なので・・・。
がっつり日本で土方をして資金を用意して、またここに戻ってきます。うりゃー!

しかし、またしても・・・。
く、くやしい。

いろいろ応援してくれた皆様、本当に申し訳ありません。
しかし。
今回はチケットもギリシャからの往復チケットを買い、ギリシャに戻ったら必ず1年滞在許可をもらい、プロジェクトを再開させますので、また応援を宜しくお願いします。

では、しばし日本に戻らせて頂きます!

SEE YOU SOON...!!













2012年5月29日火曜日

何処でも肉体労働。



砂とセメントを隣町から買って来て、


砂1㎡



セメント6体












この様に砂利を撒いただけの土間が





こーなりました!



工期2、5日。














こーして建物は完成に近づいて行くのです。

もうほぼ完成しているのですが、老朽化(築 推定200年)のためのメンテナンスと
最終施設として利用するにはまだまだ工事する所はあります。

なんせ大きい建物なのでその分手もかかりますね。







ちなみに20年前。→








そして。








現在。→










・・・これはもはや要塞です。



では、SEE YOU SOOOON...





2012年5月17日木曜日

クリティコ・リズム

こちらに来てはや一ヶ月が経ちます。

生活もだいぶルーティンが出来始め、村の人との交流も広くなりました。

特に若い人と過ごす時間が増えました。
皆畑仕事で力を使っているのでムッキムキです。


さて一ヶ月経つに伴い、往復で買った帰りの飛行機は僕を乗せず、空席のまま旅立ちました。




飛行機のEチケット。

それは16日現地時間11時頃、旅立ちました。








もったいないですが、仕方ないですね。

さて。
最近はだいぶと暑くなって来てまして、朝も明るくなるのが早いですよ。





朝。木の窓の隙間から日が差し込む。

朝30分程2階のテラスで
日光浴をするのが好きです。






クレタ島の夏はとても暑く、45℃程になるときもあるそうで、皆の日常生活もそれにそったスタイルとなっています。

最初、それを知ったときは驚きましたが、クレタ島(多分ギリシャ)の役所は朝7時に空き、昼の2時で終わります。大体の公共の施設の時間は7〜14時が普通で、その後ご飯を食べて昼寝をするのが大体の流れみたいですね。




じーちゃんっ!!










この無理をしない自然のリズムに会わせた生活と言うのはとても理にかなっていると思います。

確かに夏は暑すぎて仕事にならないんですが、
暑い中クーラーつけて汗かきながら仕事やっても進まないんだし、その分早く始めて早く終わればいいんじゃない?
と言ったかどうかは分かりませんが、この柔軟な自然への対応こそ、気持ちよく生きる秘訣の一つではないのでしょうか。

僕はこの生活スタイル、とても羨ましく思います。

確かに一日は24時間しか無く、それをスライスハムの様に区切って使うことは大事かもしれませんが、それは本当に自分達が望んだ事なのかと、思う事がよくありました。
(多分、違うでしょう。)

社会を自分達の過ごしやすい様に構築していく事に関しては、ギリシャの人達はとても長けている様に思います。
それは経済の流れの中で必死に働いている人からすればサボっていると見えるかもしれませんが、視点を変えれば、無理の無い生活をするのが上手と言う事でしょう。



これには賛否両論があるでしょうが、あなたはどう思いますか?





「うーん君たちには
聞くまでもなさそうね。」









ではSEE YOU SOON...



2012年5月10日木曜日

僕の日常の行く先に。

いつもこのブログに楽しそうな事ばかり書いていますので、
「奴、学校を作るという事をすっかり忘れてバカンスを楽しんでいるんじゃないのか?」
なんて思われてるかも知れませんが、そんな事はありませんよ、ええ。(汗)
ちゃんと色々、進める事は進めております。

昼は言語の勉強、残りの建物の工事、夜は村人とのコミュニケーションの為カフェーニオンで杯を交わす・・・って、説明するとどーしても楽しんでいるよーにしか聞こえませんが、これも大事な事なんです、本当ですよ。
こーした地道なコミュニケーションが村人との信頼を築く大事な活動なんです。















ああ、どうみても楽しい写真にしか見えない・・・。

とまぁ、僕は大体上記の様な日々を過ごしているのですが、他にも滞在の為の書類の申請など、警察に行ったり役所にいったりしてる訳です。
これがけっこう、いや、すごく大変な作業でありまして。

国が変わるとやり方も法律も変わり、様々な困難が立ちふさがります。
まさに今もそうで、日本のギリシャ大使館(すごくお世話になりました。)に言われた事と、ギリシャの国内での滞在許可の申請の方法がまったく違うので、なんとか一年の滞在許可がとれないか試行錯誤している所です。(なんでそーなる、と言いたい。)

その為に一山超えて大きな街の役所を何とか探し出して申請にいったり、町役場ににギリシャ語、英語の辞書を抱えて現状の説明に行ったり、村の協力者の所に相談に行ったり、としている訳です。
















「悩みの大テーブル」困難があるといつもここで突っ伏して考え事をする。


でも、ただ困難な事だけではありません。
つい一昨日、こんな事がありました。

役所関係を回りきり、どうしても滞在許可が取れなくて悩んでいたある日、僕は村の中を散歩していました。
ちょうど教会を超え、見晴らしの良い丘にさしかかった頃、村人のヨルゴと会いました。彼は自分の家を工事中で、ホコリまみれで作業をしている最中でした。
僕はヨルゴと挨拶を交わし、軽く話をしている時、ふと今の困難な状況を伝えました。
すると、ヨルゴは「よし解った」といい、僕にこう伝えました。

「明日一緒に街にあるエフォーリア(役所)に行こう。そして私がギリシャ語の話せないお前の代わりに説明してやる。だから明日09:30にここに来い。それで少しコーヒーをのんで出発からしよう。解ったかい?」

例えば日本に、日本語もほとんど知らない外国人がふらっと棲みついて、困難に直面した時、こんな風に手を差し伸べてもらった人はどれぐらいいるのだろう?
次の日の自分の仕事をほっといて、ほとんど素性も知れぬ人を助ける人がどれだけいるだろうか?

そして僕は次の日一緒にエフォーリアに行き、手続きを手伝ってもらいました。
長い時間、僕の事を伝えてくれ、書類の書き方を丁寧に説明してくれました。
そして次の日、僕は滞在にどうしても必要だったTAXナンバーを取得することが出来たのです。

これは僕一人ではどうする事も出来なかった事です。僕はTAXナンバーがとれた事よりも、ヨルゴが手伝ってくれた事がとても嬉しかった。
この様に付き合ってくれるヨルゴが、彼の持つ価値観がとても素晴らしいと感じました。


私たちの活動は地球温暖化防止を訴える事と言っていますが、本当に行いたい事はこういう素敵な人間関係を広げて行く事、社会の価値観を変えていく事です。

地球温暖化は嘘だ、本当だと言う議論をする前にその因果関係が少なくとも存在する限り、そしてそれによって苦しんでいる人がいる限り、石油消費量を押さえよう、だって苦しんでいる人がいるんだろ?そんなかっこいい台詞を言える人を増やしていきたい、それが私たちの活動です。

どうでしょう、私がサボっていない事をこれで少しは証明出来たでしょうか?(笑)
と、まぁこのような感じで僕は様々な人に支えられ、なんとか村の中でやっていってます。
困難が減る事はありませんが、この様な熱い関係が築けるなら困難も悪いもんじゃないな、と思う今日このごろです。
さて、今日も暑いのでコーラ飲みにいこ。あっ、間違えた、語学勉強に行こう!
















では
SEE YOU SOON...













2012年5月6日日曜日

クレタの自然エネルギー見聞

今日はめっちゃ天気がよかったので(毎日カンカン照りですが、)私の一張羅を洗わせて頂きました。
もちろん手洗いです。

朝洗うと昼には乾いてます。
主婦には嬉しい気候なのではないでしょうか。(でも日焼けはバンバンします。)

洗い物が終わり今日は昼からドライブがてらクレタの自然エネルギー発電を追っかけてみようと思います。
一年の内8ヶ月続く乾季、アフリカ大陸から吹きつける熱風、シロッコ。
そんなこの土地特有の自然エネルギーを使って、発電を行っております。もちろんまだまだまかなっているエネルギーは、消費エネルギーの一部なのでしょうが、それでも自然エネルギーに力を注いでいる点は素晴らしいです。

クレタの山の頂上にある風力発電。いつも全力で回ってる。これ一基でどれほどの発電能力があるのでしょうか?


ソーラー発電。AA(アスキーアート)の顔みたいで笑えるんですが、こんなのがクレタ中にあります。これはなかなかの優れものでヒマワリみたいに太陽をずーっと追っかけてます。しかしこの穴は何故空いているのか・・・?語学力が追いついた時、聞いてみようと思います。
















そして我が家にもあるイリヤコ。これは太陽熱でお湯を沸かし、それをシャワーなどに使います。夏場で、節約したら4人分のシャワーは出るんじゃないでしょうか。
冬は・・・また体感してみます。

その他にも暖炉の横に設置し、湧かしたお湯をチューブを通して他の部屋を暖める器具(名前はまだ知りません。)があったりと、何かと日常生活の中に自然エネルギーを利用した物があります。
皆さん環境意識があるのかと言えば決してそうでは無く、クレタ(多分ヨーロッパ)はエネルギーがめっちゃ高いんです。電気代も水道代も、日本に比べたら1,5倍はするんじゃないでしょうか。ガソリンも1L200円します。
それがこの様な自然エネルギーを利用する生活スタイルに移行させたのではないかと思います。
メキシコでもアイドリングストップする理由は、ガソリン代が高いからだ、と聞きました。
やはり人は切羽詰まったら節約するもんなのですね。そりゃそうです。
と言う感じでぐるりと回った後、山の方に行きました。
















雄大!
これぞまさに自然エネルギーのなせる賜物!
自然エネルギーの有効利用、可能性はまだまだありそうです。

SEE YOU SOON...

2012年4月28日土曜日

またもや村の集会に呼ばれまして。


えー先日の月曜日に、とあるお祭りがありました。

セントジョルジと言う聖人を祝うお祭りだそーですが、私、幸運にも招かれまして、その集会に行って参りました。
さてさてそこでどんな一日が繰り広げられたのか・・・?
では、その様子をお伝えしますね。

こんな感じで、近隣の村中の人が集まって来てる訳です。
信仰深いんですね、皆さん、ハイ。


さて礼拝が終わったらご飯ですよぉー。今日のメニューは子羊の丸焼き、ポテト、ブレッドです。私ももちろん頂きました。羊、うまいス。


んでいつものパーティが始まりました。若い者はソフトドリンク、大人はワインを傾け、大いに食べて遊びます。ただ今の時間はまだ午前11時程。
テンションのボルテージはどんどん上がって行き・・・

で、踊る。

ビバ!(乾杯の意)この辺でテンションは最高潮に達しました。
もう超ご機嫌です、皆さん。

ふー、よく飲んでよく食べました、私も酔っぱらいまして、ご機嫌ですよ。
さーて皆さん立ち上がり始めそろそろお開きかなーと思いきや、おもむろに

「チハヤ、○○取りに行くぞ!」

と。○○が聞き取れなかったのですが、まぁ取りあえず着いて行く事に。
どんどん山に入る。

何を取りに行くのって? も一度聞いてみる。

「アレだ耳の長い奴!」

ウサギ?

「馬だよ、馬!」

えー!?どこにいんのそんなん、ていうか、そんな細いヒモ(下の写真)で行けんの?
そんなのは愚問だ!とばかり皆山を下って行く・・・

一番後ろに居るのがボス・マノーリ。超遊び好きな男前です。

確かに馬は居ました。だだっぴろい山の斜面を走ってます。
あれ、捕まえれんのぉ?

とりあえず僕は走らされました。早く馬を追いつめろ!と。
酔っぱらいが真昼間から馬を追って走ります。しんどーっ!!

無理無理、あんなん無理ーって言って馬を追いかけハァハァ行って斜面を上がると。


ちゃっかり捕まってました、馬。
あれーっ、僕、ただ走らされたような気が・・・まぁいいか。

で、この馬、捕まえてどうするのかと言うと。


さっそく乗る。
馬は毎度これをやらされるのが嫌で逃げていた様子です。

この馬、僕も乗りました。多分、初の乗馬だったんですが、馬の背中ってめっちゃ気持ちいいんですね、ほんと。
馬が歩くと筋肉の隆起と振動がなんとも言えない感じで内股に伝わってきます。

暫く皆、馬乗りで大盛り上がりした後、馬はまた元の山に返されました。
馬、ありがとう。また今度。


と言う感じで、この日はとても楽しく過ぎて行きました。

何か集まりがあるとき、皆が僕を誘ってくれるのは、このプローラ村に20数年前に家を買い、この村の人々と家族同然で付き合って来たガイアの代表のちーさんが、僕の事を
「こいつはワシの息子やからよろしく頼む!」
と皆に言って頂いたお陰です。

そういう長い付き合いがあって、僕は皆に仲良くしてもらえ、僕たちの活動も皆から支援されている訳です。

そーいう付き合いをこれからも続けていくのが、このクレタ島での僕の使命であるわけです。そしてこの地から(も)よい未来を創っていく。まずは環境学校です。

そして皆さんもチャンスがあればここクレタに来てみて下さい。このクレタのフィーリングと私たちの活動、色々感じて欲しいものが沢山あります。

MY HOME LAND IS MY EARTH.

では、SEE YOU SOON...









2012年4月23日月曜日

プローラ村に戻ってきました。

もどって来ました ・・・
もどって来ました、我が愛するプローラ村ぁ!
4月の19日の事でございます、2日間。2日間、飛行機やら船やらバスを乗り継いでここまで辿りつきました。
遠かったなぁ。

そして。

これが着いた当初のガイアの建物の様子でございますよ。




植物がドーン・・・

もいっちょドーンです。

この度、建物は無事でした。侵入者、侵略者など痕跡なしです。
ただ、鳥だけが棲みついておりましたので丁重にお引き取り願いました。
しかし・・・
相変わらずのジャングルっぷりに懐かしさを覚えました。
(去年の方が数倍やばかったですが。)
で、今は掃除してすっきりしましたよ。まる2日間、掃除したり車を取りにいったりの日々でした。ふーぅ。

今回ここに帰って来てよかったなぁーと、しみじみ思った事は村人達の
「よぉ帰って来た!」
オーラです。
私、まだあまり言葉がおぼつかないのですが、それだけはよく解りました。
おじーさんから子供まで、道端で歓迎してくれて、ほーんとありがたいです。感謝です。


さて。
これからまたこのプローラ村での生活が始まる訳ですが、今回はお一人様です。
言葉、まだ解りません。英語、通じません。空は果てしなく青いです。

ま・・・、やってみましょう!
(ご先祖様、お助け下さい。)

おまけ。















空き時間、アテネでちょっとウロウロした時の写真です。

see you soon...